大人の発達障害専門外来
当院では18歳以上の方を対象に発達障害の診断・治療を行っております。
大人の発達障害に関する質問にお答えします。

Q. 大人の発達障害はどんな症状がありますか?
A. 不注意、忘れ物、うっかりミス、人間関係の悩み、疲れやすさなどです。
この他にも先延ばし癖、遅刻、日中の眠気、苛立ち、マルチタスクが苦手、感覚過敏など様々な症状がみられることがあります。
Q. 子どもの頃に問題がなくても発達障害の可能性はありますか?
A. 学生時代は困らなくても、社会に出て困りごとが出ることはあります。
大人の発達障害では、子どもの頃はあまり困らずに過ごしていたのに、仕事を始めてからミスや人間関係の困りごとが増える、という形で気づかれることも少なくありません。
Q. ADHDとASDの違いは何ですか?
A. 注意や衝動性の問題か、対人理解や感覚特性の問題かが主な違いです。
発達障害にはADHDやASDなどのタイプがありますが、それぞれがはっきり分かれるわけではなく、共通する特性や重なり合う部分も多くあります。 そのため、「どの診断名か」を決めることよりも、「どの特性が今の困りごとの中心になっているか」を見極めることが大切です。
Q. 自分が発達障害かどうか簡単に調べる方法はありますか?
A. 簡易質問票(ASRS、AQなど)がありますが、診断は医師が行います。
インターネット上には自己チェック用の質問票などもありますが、それだけで発達障害かどうかを判断することはできません。 困りごとの背景や生活への影響を含めて整理することで、はじめて適切な支援につながります。
Q. どんな流れで診断されますか?
A. 問診、生育歴、心理検査、診察を総合して判断します 。
発達障害の診断は、ひとつの検査結果だけで決まるものではありません。
問診、生育歴、現在の生活状況、必要に応じて心理検査などを総合して判断します。
Q. 診断にはどのくらい時間がかかりますか?
A. 数回の診察で判断することが多いです。
状況や必要な情報の量によって異なりますが、1回の診察だけで判断できる場合もあれば、数回かけて整理していく場合もあります。また、医師が必要と判断した場合に心理検査を行い、その結果を参考とします。
Q. 大人の発達障害は治りますか?
A. 特性そのものは治りませんが、困りごとは軽減できます。
発達障害の特性そのものがなくなるわけではありませんが、環境調整や支援、必要に応じた治療によって、困りごとは軽く なっていくことが多いです。生活やお仕事の状況を伺い、特性との「付き合い方」を考えていきます。
Q. 薬は必ず必要ですか?
A. 必須ではありません。必要性は個別に相談します。
当院ではストラテラやインチュニブなどのADHD治療薬を処方することがあります。必須ではなく、医師が必要と判断した場合で、ご本人の希望がある場合にのみ検討していきます。
Q. ADHDの薬はどんな効果がありますか?
A. 集中力やミスの減少、衝動性の改善が期待されます。
薬は「性格を変えるもの」ではなく、不注意や衝動性といった特性による困りごとを和らげるための手段のひとつです。 効果や必要性には個人差がありますので、「薬があった方が楽になるかどうか」を一緒に確認しながら検討します。
Q. 発達障害があると仕事は続けられませんか?
A. 多くの方が工夫と支援で働き続けています。
発達障害があっても、多くの方が工夫や環境調整、支援を受けながら働き続けています。大切なのは「できないこと」を無理に頑張ることではなく、「やりやすい形」を一緒に探していくことです。
Q. 障害者手帳や配慮は受けられますか?
A. 診断内容や状態によって可能な場合があります。
障害者手帳や職場での配慮は、診断名だけで自動的に決まるものではなく、日常生活や仕事への影響の程度によって判断されます。必要性がある場合には、申請や相談を一緒に整理していくことができます。
Q. 発達障害は遺伝しますか?
A. 遺伝的要因はありますが、必ず遺伝するわけではありません。
発達障害には遺伝的な要因が関与していると考えられており、研究ではADHDやASDの特性の遺伝率はおおよそ50〜80%程度と報告されています。ただし、これは「親に特性があると必ず子どもに現れる」という意味ではなく、複数の遺伝要因と環境要因が組み合わさって影響すると考えられています。
Q. 発達障害 じゃなかったら恥ずかしいです。
A. 診断がつかないこともよくあり、それ自体が安心材料になります。
発達障害と診断がつかないことも珍しくありませんし、それ自体が悪いことでも恥ずかしいことでもありません。困りごとを整理していく中で「発達特性ではなかった」と分かることも、ひとつの大切な結果です。
Q. 他院で「異常なし」と言われましたが相談できますか?
A. 可能です。視点や評価方法が異なる場合があります。
評価の視点や目的、使う質問票や面接の内容は医療機関によって異なります。そのため、別の視点で整理 し直すことで、これまで気づかれていなかった困りごとが見えてくることもあります。 他院からの紹介状がなくても診察致しますので、お気軽にご相談ください。
Q. 大 人の発達障害専門外来を受診するにはどうしたら良いですか?
A. 当院を受診される際、事前の問診票で「発達障害専門外来の受診を希望する」にチェックを入れてください。
ご予約は下記ボタンからお願いいたします。