医師紹介

　精神科医を目指そうと考えたのは横浜市立大学附属病院に在籍していた頃です。研修医として研鑽を積むなかで、どんな診療科でも等しく大切なものがあることに気づきました。それが心療内科・精神科で対象とする、目に見えない「心」です。「心」については分かっていない事ばかりですが、その存在を身近に感じることもあります。例えば人との出会いに喜びを感じたり、また別れで悲しみを感じたりすることは誰しも経験があることでしょう。この「心」をどう治療に役立てていくのか。これはとても大切なテーマです。専門として精神科を選び、精神科救急病棟を中心に外来診療、訪問診療等に携わり、患者様から多くのことを学ばせていただきました。
 　私は精神科医として「心を使った治療」が大切と考えています。疲れてしまった心を治すには、安心して相談できる場所が必要です。私達は単にお薬を処方するだけのメンタルクリニックを目指しているのではありません。「心を使った治療」を実践し、皆様に「心の拠り所」を提供していきたいと考えています。