むずむず脚症候群

1. 概要
むずむず脚症候群は、別名レストレスレッグス症候群と呼ばれています。主に夜間、足のむずむずや違和感が出現し、不眠などの原因となる疾患です。その名の通り「足がむずむずする」と訴えられる方は非常に多く、またその程度は深刻です。足がむずむずしている間はじっとしていることができず、絶えず足を動かすこととなります。
2. 症状
夜間の足のむずむず感、違和感が出現します。このむずむず感は独特のもので、「内側からくすぐられている」「脚を動かしたくてたまらない」「足がかゆい」と、様々に表現されます。むずむずの程度は深刻であることが多く、むずむずしている間は眠れません。「足を冷たい場所に当てる、また揉むとむずむず感が落ち着く」という点が大きな特徴です。症状が出る部位は足が典型的ですが、腕や手に出現することもあります。
3. 診断・検査
むずむず脚症候群の原因として以下のようなものが知られています。
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薬の副作用(統合失調症やうつ病のお薬)
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鉄分の不足
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カフェインの過剰摂取
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過度な飲酒、喫煙
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妊娠による影響
これらを踏まえ、丁寧な問診や血液検査で診断します。また、むずむず脚症候群は、「周期性四肢運動」と呼ばれる睡眠中の体の動き(ピクつき)がみられる頻度が高いです。ご本人は気付いていないことが多いため、睡眠中の様子についてご家族にお話を伺うことがあります。またADHD(注意欠陥多動障害)との合併が多いことも知られていますので、生活や対人関係での困りごとなどがないか詳しく伺います。
4. 治療
むずむず脚症候群の治療としては以下のようなものがあります。
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鉄分の補給を十分行う
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カフェインや飲酒、喫煙を減らす
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足を冷却する
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薬物療法(抗てんかん薬やドーパミンの働きを補う薬)
まず生活習慣の見直しを十分したうえで、薬物療法を検討します。また、小児期のむずむず脚症候群は成長に伴い自然軽快することも多いため、すぐに薬物療法を行わず、できる対処法を行いながら薬なしで経過をみることもあります。

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