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肥満症

白衣を着たワニ

1. 概要

肥満の画像

肥満+病気=肥満症

​肥満症とはBMI 25以上で、肥満と関係のある病気にかかっている状態を指します。肥満と関係のある病気には、脂質異常症高血圧症糖尿病高尿酸血症睡眠時無呼吸症候群、心筋梗塞、脳梗塞などが含まれます。肥満症は甲状腺や女性ホルモンの異常で起こることもありますが、多くは生活習慣の乱れによって起きます。

2. 肥満の悩み

 肥満にまつわる悩みや症状はたくさんあります。身近な悩みで言えば「鏡を見ると憂うつだ」「お気に入りの服が着られない」「膝が痛くて階段が昇れない」などなど。また、脂肪から分泌されるホルモンの影響で生理周期が不安定になったり、肥満のせいで大切な手術が受けられないこともあります。

3. 生活習慣の見直し

​​  肥満症の改善には、合併している生活習慣病の治療が必要です。
理想的な生活のポイントは
・毎朝決まった時刻に起床
(起きたら日光を浴びる)
・1日3食を規則正しい時間にとる
・食事量を適正にする
・できるだけ昼寝はしない
・息がはずむ運動を30分程度行う
・規則正しい時間に寝る
以上のような生活を完全に実現することは難しいかもしれません。しかし、可能な限り内容を近づける努力はできるはずです。100点満点でなくとも、今より良い生活習慣に変化できるようチャレンジすることが大切です。根気よくチャレンジし続けることで慣れ、やがて習慣となります。

4. 当院での治療

  当院では日本肥満学会の推奨する方法を基本として生活習慣病を根本から治療し肥満症を改善することを目標に、過去20年間にわたり肥満外来を専門的に行なってきました。そこで得られた経験を元に医師や管理栄養士が、現在の生活習慣を詳しくお聞きした上で改善点を示します。また、病気の基本的な知識や食事の考え方について、診察やカウンセリングの中で学びながら少しずつ身につけて頂きます。アプリを利用した生活記録や、体重推移表の作成で、治療に取り組むモチベーションを維持します。また、生活習慣病の病状からお薬が必要と医師が判断した場合、お薬を処方する場合があります。ただ漠然と「生活習慣を見直して」と言われても、何をして良いのか途方に暮れてしまうでしょう。当院ではスタッフが一丸となって治療の継続をサポートします。

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